2012年02月20日

四大陸フィギュアスケート選手権2012 速報 高橋大輔

四大陸フィギュアスケート選手権2012の速報です。

高橋大輔は?

 これはやられた。

 パトリック・チャンのフリー「アランフェス協奏曲」は、圧巻だった。4+3のトウループコンビネーション、4トウループ、3アクセルと次々成功させていく彼を見て、今年の四大陸選手権は彼のものになる、ということが点数を見るまでもなくわかった。

 だが前日のSPは、微妙だった。

 チャンと高橋大輔は、ほぼ同じようなミスをした。チャンは出だしの4回転で両手をつき、高橋は臀部もついて転倒。2人とも残りはノーミスで滑っている。

 一見それほど大きな違いはないように見えた演技でも、5.36ポイントもの点差がついてしまった。チャンの4回転は回転が承認され、高橋は回転不足だった。これは降りてくるエッジの角度で決定されるので、やむを得ないことだと言える。

■転倒か、転倒ではないのか? ふたりのミスの評価が異なる理由。

 理解できなかったのは、チャンの両手お手つきが、転倒としてマイナス1がついていなかったことだった。ISUルールの転倒の定義は、「ブレード以外のもので体重を支えた場合」となっている。両手をついたチャンはブレードが氷についたままだったが、手で支えていなければ転倒していた。だがこれは転倒とは考えないのか。SP後のプレスルームで、複数の記者たちとカメラマンのPC画面を囲み、チャンの4回転の着氷瞬間をフレームごとに確認しながら、そんな会話を交わしていた。

 ちなみに、この「転倒」かどうかを決定するのはジャッジではなく、3人のテクニカルパネルである。今回のテクニカルスペシャリストはカナダ人のジェイソン・ピース、アシスタントスペシャリストは日本の天野真。そして2人の間で意見が割れた場合に決定するのは、テクニカルコントローラーの役割で今回はスイス人の女性だった。

「転倒ではない」という最終決定は、彼女が下したことは間違いない。試合終了後、是非その理由を質問してみなくてはならない。たとえ1ポイントでも、それが最終的に勝敗を分けることになるかもしれないではないか。

■神がかりだったチャンのフリー。

 だがそんなもやもやした気持ちは、チャンの圧巻のフリーを見せられ、ふっとんでしまった。この領域に達した演技をするときのチャンは神がかっていて、誰にも触ることはできない。4回転を2回、3回転ジャンプを7回、最後のルッツでわずかにバランスを崩した以外はノーミスだった。

 ジャンプのすごさもさることながら、ミスがないとスケーティングの質が光る。高いところから低いところへと水が流れていくような、スムーズでスピードのある滑りなのだ。会場の上のほうで見ていると、リンクの使い方が他の選手とは違うことがよくわかった。

「地元のリンクで有利だと思うかもしれないけれど、実を言うとこんなに緊張したのは久しぶり、というほど緊張していた。でもジャンプを一つ一つ、着実に落ち着いて降りていこうと思った」

 チャンは演技後、会見でそうコメントした。

■意志の力で標高1800mの過酷さを乗り越えた高橋。

 一方2位だった高橋大輔の演技も決して悪くなかった。久しぶりにフリーで4回転トウループを成功させ、最初の3アクセルはパンクして1アクセルになってしまったが、後半でしっかり3アクセル+3トウループを降りている。若手の選手でも途中から口呼吸になる標高1800メートルのコロラドスプリングスで、よく戦った。

「標高は思ったほど感じなかった。後半少し足にきたけれど、前半にジャンプミスがあったので、後半はもうミスできないという気持ちが強かった。その気持ちが、標高の影響に勝ったのだと思う」

 会見で、高橋はそう語った。

 だがそれでも、なんと総合でチャン273.94、2位の高橋244.33と、30ポイント近くもの点差がついた。果たして2人の演技にそこまでの差があったかどうかはわからない。だがここでのチャンの圧勝に、誰も文句を言えないことだけは確かであった。

「SPでも思い通りの演技ができず、ぼくはフリーで実力を証明してみせなくてはなりませんでした」

 チャンは会見でそうコメントしたが、確かにそれだけのものを、彼は見せた。SPのチャンの採点が甘すぎると口にしていた人々は、みんな黙った。

■4年前は圧倒的な実力で優勝をさらった高橋だが……。

 改めて、競技スポーツというものの残酷さを感じたのは私だけであろうか。

 そもそも高橋とチャンでは立ち位置が違う。

 25歳の高橋が今のチャンとほぼ同じ年齢だった4年前、まさにこの四大陸選手権のフリーで4回転を2回降り、当時の最高点を出して優勝している。だがあれから高橋は選手生命に関わってもおかしくなかったような負傷をし、大きな手術を経て、それでも出場したバンクーバー五輪では銅メダルを獲得した。

 一方のチャンは、今が跳び盛り、伸び盛りである。

 2人に限らず、競技を続けていく限り、このように立ち位置の違う選手たちが、一切の言い訳もせずに同じ土俵で戦っていかなくてはいけない。

 今や大ベテランである高橋がけなげにも「4回転の成功率をもっと上げていかなくては」と口にするのを聞いて、今更ながら、競技スポーツの過酷さに胸がつまったのである。

■“音楽表現の天才”高橋大輔はもっと評価されるべき!?

 それはひとまずおいておくとして、果たしてこの30ポイント差というのは妥当なものなのだろうか。

 技術的なポイントの差は、仕方ない。子供の頃から競技スキーもやっていたというチャンは、スピードを恐れるということを知らない。まさに坂道の急傾斜を突っ込んでいくような勢いで、30×60メートルの銀盤を風のようにふっとんでいくのである。その勢いを生かしたジャンプは、飛距離も高さも申し分ない。

 だがその一方で、高橋は彼にしかないものをたくさん持っている。

 特に彼の持つリズム感、体を使った音楽の表現というのは天才的と言っていいレベルだ。後にも先にも、世界で真似をできる選手は一人もいないだろう。

 これは本来、5コンポーネンツに反映されるべきものだ。SP、フリーを通してインタプリテーション(音楽表現)、パフォーマンスあたりは、高橋のほうのポイントがもっと出ていてもよかったのではないか。9点台が並んでも少しもおかしくない演技だという声は、海外のプレス関係者たちからも聞こえてくる。

■国を挙げて国内外にチャンの凄さをアピールするカナダ。

「カナダのスケート連盟は、裏でも表でも政治的なことをしてくる。日本も少しは努力したらいいのに」

 ある米国のベテラン記者は、そう口にした。この「政治的」というのは、必ずしも不正行為という意味ではない。

 たとえば1月のカナダ選手権で、カナダのジャッジたちはパトリック・チャンにSPで101.33点、フリーで200.81点、総合302.14点というとてつもない点数を出した。もちろん演技の内容も素晴らしかったし、国際大会より国内のほうが甘目の点がでるというのは、カナダに限ったことではない。それにしても、よくぞまあここまで出したものよ、という点だった。

 こうしてカナダの連盟は、チャンの凄さを海外のジャッジ、スケート関係者たちにアピールしているのである。国内選手権は、いわば海外に向けた自国選手のPRの舞台でもあるのだ。

■高橋の全日本SPには、100点台を出すべきだった!?

 だが果たして日本スケート連盟は、そのような意識を持っているだろうか。日本のジャッジは国内大会でも、模範的な会社員のような採点しかしない。あくまで他と足並みを揃えて、目立たないように無難な点ばかり並び、個々のジャッジのメッセージが伝わってこないのだ。

 大阪の全日本選手権の男子SPで高橋が数年ぶりに4+3を成功させたとき、日本のジャッジは100点台を出すべきだった。そして5コンポーネンツも、9点台後半をぞろりとそろえて、10点満点を出すジャッジがぽつぽついてもよかったと思う。

 会心の演技を見せたときにはここぞとばかりに思い切った採点を出し、選手の価値を底上げしていく。こういう駆け引きも採点スポーツの一部なのである。

 極端なことを嫌うのは、日本人の美徳かもしれない。だが国際社会で勝ち抜いていくためには、少しはカナダの連盟を見習い、ここぞという時にはなりふり構わず、あざといばかりに選手を売り込むべきだ。現在の日本スケート連盟には、こうした国際的政治感覚が足りないように思う。

 採点スポーツというのは、一人の天才がいても勝てるとは限らない。五輪の数年前から、連盟も一丸となってこうした駆け引きを着々と積み重ねていかなくてはならないのだ。

■予想していた以上に大健闘した日本男子たち。

 最後になったが、今回の四大陸選手権の男子では、無良崇人、町田樹ともにそれぞれ良い戦いぶりを見せたことにも言及しておきたい。

 特にSPでは、無良崇人は全選手中唯一、4+3をきめてSP2位になり、町田樹はその夜トップにしてもおかしくないほど完成度の高い「黒い瞳」の演技で4位だった。2人ともフリーでは順位を下げて5位と7位に終わったが、これをまた一つの経験としてきっと次のステップアップへつなげていくのに違いない。

(「フィギュアスケート、氷上の華」田村明子 = 文)


(この記事はスポーツ総合(Number Web)から引用させて頂きました)

四大陸フィギュアスケート選手権2012の速報、
高橋大輔選手はおしかったですね。

高橋大輔選手のファンの方へ・・・


昨日はチャン選手の圧巻の演技は凄かったですね。
文句ない優勝だと思いました。
チャン選手おめでとうございます。

でも・・・
私は高橋選手の演技に感動しました(^○^)
まさかの得意のトリプルアクセルのミス...はちょっとビックリしましたけど
やっぱり高橋選手の演技には引き込まれ陶酔しました。

一緒に見ていた家族も思わず拍手していました(^_-)

得点差に内心ショックを受けているかもしれませんが、
私にとっては今回高橋選手が一番でした。

質問ですが、高橋選手はどうしてあんなに心を惹き付けることが出来るんでしょうか?

なんだか変な質問ですみません(^_^;)

高橋選手他、選手の批判や中傷はご遠慮お願いします。


- 回答 -
自分も高橋が1番良かったと思いますね

前にも書きましたが、技術重視だった日本男子に初めて技術だけでなく 足の先から指の先まで踊り心を持ち合わせた男子が高橋大輔選手だからです。

高橋選手は日本人男子選手としてフィギュアスケート先進国の欧米と 堂々と表現力で戦うことが出来た初めての選手です。

今では世界中の有名選手から、憧れの選手や目標とする選手とされています。

そして世界中の振り付け師からも、是非彼の振り付けをしてみたいとも言われてい ます。

語り継がれるフィギュアスケート選手だと思います。

(この記事は「Yahoo知恵袋」より引用させて頂きました)

動画 【HD】 高橋大輔 SP4回転 全日本フィギュアスケート2011



四大陸フィギュアスケート選手権2012の速報でした。

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